サステナビリティ
当社のサステナビリティ戦略

フェニックスは、自社のバリューチェーンとビジネスモデルにはサステナビリティの要素が組み込まれていると自負しています。当社の持続可能な開発に向けた取組みを強化するため、ESG経営に関するアプローチと戦略における4つの柱を設定しました。

当社のサステナビリティ・タスクフォース

フェニックスは、シニア・マネジメントを中心に、各地域のオフィスから集められた12人のメンバーで構成されるサステナビリティ・タスクフォースを立ち上げました。

我々はファンド、投資ビークル、物件レベルで投資家と積極的にサステナビリティについて検討を行っています。

責任投資原則(PRI)

PRIの署名機関として、フェニックスは責任あるESG活動を投資戦略に組み込んでおり、コミュニティの持続可能な未来を形成し、当社のすべての投資家に長期的な価値を創造することを目指しています。

業界のベンチマークをリードする当社の持続可能な開発に対する世界的な評価
Global Real Estate Sustainability Benchmark (GRESB)

当社のフェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントV, L.P.とフェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントVI, L.P.が共にGRESBリアルエステイト評価で「グリーンスター」を4年連続で取得しました。2020年には、フェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントV, L.P.は、アジア多様性部門で「GRESB Regional Development Sector Leader」に選出され、2021年には、フェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントVI, L.P.が、アジア複合施設部門で「GRESB Regional Development Sector Leader」に選出されています。2024年、フェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントVI, L.P.は開発モジュールで4スターの評価を受けました。

気候関連情報の開示支援

フェニックスは、2021年に金融安定理事会(FSB)が設立した気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の賛同企業となりました。当社は、気候変動による財務的影響に関する情報を開示することの重要性を認識し、また責任投資への取組みの一環として、TCFDに賛同しています。

フェニックスは、2023年に科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)に参加しました。当社は、SBTiの目標設定基準に沿った科学的根拠に基づく排出量削減目標の設定に取り組んでいます。当社は最高水準の目標設定を目指し、また、遅くとも2050年までにバリューチェーンのGHG排出量を正味ゼロにするという長期的SBTの設定に取り組みます。

フェニックスは、2023年に科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)に参加しました。当社は、SBTiの目標設定基準に沿った科学的根拠に基づく排出量削減目標の設定に取り組んでいます。当社は最高水準の目標設定を目指し、また、遅くとも2050年までにバリューチェーンのGHG排出量を正味ゼロにするという長期的SBTの設定に取り組みます。

業界のベンチマークをリードする当社の持続可能な開発に対する世界的な評価
フェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントV, L.P.:

当社のオポチュニスティック型のファンドVは、2年連続でGRESBリアルエステイト評価において「グリーンスター」を獲得し、2020年には、GRESB Regional Development Sector Leaderに選出されました。 ファンドVの投資物件に関しては、運用資産の50%以上(延床面積ベース)が2022年の時点で少なくとも1つのグリーンビルディング認証を受けています。

コロナ禍という厳しい状況下において、当社は投資物件であるホテルで粘り強さを発揮しました。例えばクインテッサホテル東京銀座は、最大限の感染予防措置を求める宿泊客のために高水準の衛生管理を施した専用フロアを設置した「シェルターホテル」となりました。客室および共用エリアの除菌作業や換気回数を増やし、宿泊客が安心して滞在できるよう十分なコロナ対策を実施しています。

フェニックス・アジア・リアルエステート・インベストメントVI, L.P.:

当社のオポチュニスティック型のファンドVIは、2021年にGRESB Regional Development Sector Leaderに選出され、当社の物件ポートフォリオにおけるサステナビリティに関する模範的な取組みが評価されました。

ファンドVIの投資物件に関しては、運用資産の70%以上(延床面積ベース)が2022年の時点で少なくとも1つのグリーンビルディング認証を受けています。

当社は投資物件を通じて社会的な持続可能性の影響をもたらすことにも取り組んでいます。例えば、オーストラリアのグリーンビルディング評議会によるGreen star – Communitiesの評価で5スターを獲得したThe Groveは、高齢者専用住宅やコミュニティ・アクティビティ・センターといった施設を備えているほか、障害者の雇用や技術訓練支援を行っています。