UNSDGに関する社会面での実績

フェニックスは、職場でのダイバーシティとインクルージョンを重視しています。当社では、さまざまな経歴、経験、知識こそが革新的な成果をもたらすと考えています。そこで当社はすべての社員にとって公平な職場づくりに力を入れています。

またフェニックスは社会を大切にし、ステークホルダーと共に困難な時期を乗り越えることに取り組んでいます。コミュニティとの深い関わりやステークホルダーとの協力を通じて、コミュニティや社会全体に貢献できるよう尽力しています。

フェニックスのサステナビリティ目標

現場でのゼロ災害(請負業者を含む)
25%(延床面積ベース)についてグリーンビルディング認証を取得

関連するSDG

Caring Company(思いやりのある会社)

シェルターホテル

ジェンダー平等

郊外のグリーン・コミュニティ

サステナブルで低炭素なオフィス

知的でサステナブルな高級住宅

テナントとのコミュニケーション&エンゲージメント

Caring Company(思いやりのある会社)

シェルターホテル

ジェンダー平等

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知的でサステナブルな高級住宅

テナントとのコミュニケーション&エンゲージメント

フェニックスは、Caring Company Scheme 2020/2021のもとで「Caring Company(思いやりのある会社)」として認定されました

フェニックスは常にチャリティー活動に力を入れてきました。長年にわたり、社内イベントの際にはPo Leung Kukが展開しているCafé Sunnyに食事や飲み物を注文することで支援を行ってきました。Café Sunnyは、地域の恵まれない人々に雇用機会や職業訓練などを提供する社会事業です。またフェニックスはPo Leung Kukの「Boundless Compassion Solidarity in Action」にも寄付を行っています。これは新型コロナウイルス対策プログラムで、当社からの寄付は低所得者、失業者など支援を必要とする人々が困難な時期を乗り越えるために活用されます。さらにフェニックスは、コロナ禍で苦しんでいる人々を支援するためにPo Leung KukとFamily Maskが共同で行っている数々のプログラムを積極的に支援しています。これらの社会貢献が認められ、フェニックスはCaring Company Scheme 2020/2021のもとで「Caring Company(思いやりのある会社)」として認定されました。

当社の物件をシェルターホテルに転換

フェニックスは常に当社の宿泊客、テナント、従業員、コミュニティの健康と幸せを最優先事項としています。COVID-19の世界的な大流行により宿泊施設部門は大きな打撃を受けましたが、クインテッサホテル東京銀座を担当する当社のプロパティ・マネジメント・チームは独創的な戦略で対処しました。「シェルターホテル」というブランド戦略のもとで、COVID-19に対する最大限の感染予防対策を求める宿泊客専用のフロアを作りました。宿泊客の安全を担保するために以下のような対策を導入しています。

厚生労働省が推奨する方法による滅菌の徹底

使用済みの枕を廃棄し、希望する宿泊客には有料で新品のシーツを提供

ロビーや廊下などの共用エリアに消毒スプレーを設置

客室や共用エリアの換気量を増加

ジェンダー平等

フェニックスは、従業員を持続可能な開発の要だと考えています。そこで、従業員の幸福と個人的成長を促進し、職場のダイバーシティとインクルージョンを推進するよう努めています。

公平な職場づくりに向け、フェニックスはダイバーシティ&インクルージョン・ポリシーを策定し、ダイバーシティとインクルージョンの浸透した企業文化の醸成に努めています。当社は、さまざまな経歴、経験、知識こそが革新的な成果をもたらすと考えています。ダイバーシティ&インクルージョン・ポリシーは、ハラスメント、迫害、差別のない職場づくりに対する当社の見解を示しています。当社は、雇用機会均等の原則のもと、採用プロセス、研修機会、年次人事考課、業務を含む雇用関係のあらゆる側面において、年齢、性別、人種等に基づくいかなる差別も禁止しています。

当グループは、多様性に関するメトリクスをモニタリングしています。以下は、当期におけるフェニックスの取締役会メンバーと従業員の分布を示したものです。

郊外のグリーン・コミュニティ- The Grove(メルボルン)

急成長しているメルボルンのビジネス中心街の南西に位置するThe Groveは、住宅街としてマスタープランが策定されている広さ140ヘクタールの開発可能な土地です。マスタープランにおけるこの開発案件の卓越性が認められ、The Groveはオーストラリアのグリーンビルディング評議会によるグリーンスター評価で5スターを獲得しました。この開発マスタープランにおいて特に重要視されているのは以下の点です。

サイクリングまたは徒歩で楽しむネイチャー・トレイルには、サステナビリティや文化遺産をについて学ぶための説明などが記されたディスプレイやプレート、カエル池などを配置。

遊歩道やサイクリング専用道路のほか、アクティブなライフスタイルをサポートするプレイスケープなどのレクリエーション施設を整備

駅間の距離の短縮やコミュニティ内のバスサービスの開発計画による交通手段の接続性

快適な生活環境に必要な学校、店舗の立ち並ぶ街の中心地、高齢者用住宅、コミュニティ・センター等の施設の整備

文化遺産に関する教育を目的とした先住民の芸術品等の文化遺産のあるパッシブ・エリアとオープン・アクティブ・エリアの融合

National Sustainability Partnersとの連携によるコミュニティのキャンペーンやイベントの開催(Park Runなど)

異常気象によるコミュニティへの被害の軽減・対応のための気候変動適応アクションプランの策定

非常用キットを備蓄した緊急時の避難場所をコミュニティ施設内に設置

障害者の雇用および研修や技能向上の支援

コミュニティの安全を確保するための地域犯罪の評価と監視

サステナブルで低炭素なオフィス- 2-4 BLUE STREET(シドニー)

コマーシャル・オフィス開発案件であるBlue Streetは、コミュニティのニーズに応えるため、North Sydney Councilと密接に連携しています。この最先端の開発案件は、ノース・シドニーでのビジネスやライフスタイルの可能性を最大限に引き出す特徴的な商業スペースとなる予定です。現在建設中のこのプロジェクトは、グリーンスター評価の5スタ―やNABERS制度のエネルギー分野の5.5スターといった環境・ウェルネスに関する認証制度で最高ランクを取得するという目標を掲げています。以下は、サステナビリティに関する模範的な取組みの一部です。

広く認められている基準に基づき策定した気候変動適応プラン

持続可能なプロセスと供給源からコンクリート、鉄、木材等の責任ある建築資材の調達

建設および解体作業から生じる廃棄物の90%以上を埋立て以外の方法に転用

雨水貯留システム、節水衛生設備および景観灌漑対策の導入

低排出ガス車インフラや駐輪場などの持続可能な交通手段

室内空気濾過システムや超低VOC塗料の使用を含む住民のウェルネスに配慮した取組み

テナント内装要件に局部照明制御や最低吸音率等を含む

プロジェクト完了時に低炭素移行計画を導入し、2030年までに電気と再生可能エネルギーのみで物件全体を運営することを目指す

知的でサステナブルな高級住宅 - KURRABA RESIDENCES(シドニー)

シドニー・ハーバーの絶景が目の前に広がるKurraba Residencesは、シドニーの壮大なウォーターフロントを満喫できるおしゃれな住居です。3面が海岸沿いの公園に面しているこの高級物件には以下のようなサステナブルな要素が考慮されています。

照明の減光や電動ブラインドの操作といあった日常的な家電の操作を自動化・効率化してくれる知的照明制御システム

エネルギー・モニタリングの簡素化や、エアコン、インターホン、セキュリティ機器の一括操作を可能にするその他のスマート・ビルディング・テクノロジー

室温の温めすぎ冷やしすぎを防ぐ熱的快適性評価を導入し、省エネにも貢献

住宅用の電力の脱炭素化を図る太陽光パネルや、来訪者が利用可能なEV用充電設備の設置

社会的な交流を促進する場として利用可能な屋上の共有スペース

住民の心身の健康促進に寄与する豊かな緑に囲まれたスペース

テナントとのコミュニケーション&エンゲージメント - One financial street(中国)

フェニックスはさまざまなテナント・エンゲージメント・プログラムを通じてテナントとのコミュニケーションを深めることでESGの認識を高める努力を行っています。定期的なミーティングや日常業務に加え、内装ガイドや標準的なリース契約に記載されているグリーンリース提案を通じてESGメッセージを伝えています。これらの提案は、自分たちの管理化にあるエリア内のエネルギーや水利用の効率性や廃棄物管理といった観点から環境パフォーマンスのさらなる向上を目指すテナントに対してガイダンスを提供するものです。また当期には、当社の不動産管理会社を通じてテナントと健康に関する認識について語り合う機会を設けました。

テナントのニーズをより深く理解するため、当社は2025年までにテナント調査の対象をポートフォリオの90%以上まで高めていきたいと考えています。当期は、当社のポートフォリオの75%についてテナント満足度調査を実施しました。テナントの満足度を評価することで賃貸収入の安定化やポートフォリオの管理・維持における潜在的なリスクの特定に役立てることができます。これらの調査を通じて、フェニックスとプロパティ・マネジメント・チームは、テナントのニーズに応じて継続的に改善していくための具体的なアクションプランを策定することが可能となっています。