コーポレート・ガバナンスは円滑で倫理的な事業運営を実施するための根幹となるものです。そのため、当社は従業員が健全なコーポレート・ガバナンスの基準に従い実践するためのコンプライアンス・マニュアルを策定し、一般的な業務遂行、信認義務、市場慣行、従業員の行動規範、不正腐敗防止に関する方針および手続きについて規定しています。

フェニックスは投資を行っている各地域において該当するすべての法令（環境、労働基準、人権に関するものを含みます）に従っています。デューデリジェンスから購入フェーズにかけて、当社の投資チームは該当地域の法的要件やそれらが投資プロセスに及ぼす影響について慎重に考慮しています。

自社の誠実性やブランドイメージを向上させるため、フェニックスはコンプライアンス・マニュアルの策定にあたり、米国の海外腐敗行為防止法と不正腐敗防止ポリシー・手続きを盛り込んでいます。この方針に違反した場合は懲戒処分の対象となります。従業員が違反の疑いに気付いた場合、さらに調査を行うため該当する部門長に速やかに報告することが求められています。

コーポレート・ガバナンスに対する従業員の認識と理解を深めるため、当社ではすべての新入社員に対してコンプライアンス・マニュアルと倫理規定を配布しています。法務・コンプライアンス部門がコンプライアンスと倫理に関するガイダンスや研修を継続的に実施しています。倫理基準を維持するため、全従業員はコンプライアンス研修と継続教育クラスに参加することが求められています。